この本がおもしろい!

心の底から欲しかったものはココにある!L.Frank.Baum著『オズの魔法使い』を読む

梅雨も明けたのでお散歩に。先日、鶴見まで足を延ばしました。JR鶴見駅から東南に歩いて数分。曹洞宗大本山總持寺へ行ってきました。境内は自然豊かで建物は荘厳なつくりで息をのみました。外に出れば社会はギスギスしていますが、こういったところに赴くと心が洗われるようです。

境内にあったベンチです。カメの石像がかわいかったので撮りました。

しかし、親には「怖い」と言われてしまいました(汗)

うらみわびのこの本がおもしろい!29回は、世界で有名なあの童話を読みます。

L.Frank.Baum著『オズの魔法使い』

オズの魔法使い (新潮文庫) [ ライマン・フランク・ボーム ]

価格:539円
(2022/7/27 02:47時点)

勝手に評価表
内容★★★★☆
難しさ★★☆☆☆
価格★☆☆☆☆

 どんな話?

以前YouTubeの動画でこの物語の認知度を渋谷で調査しているものがありました。結果は意外とみんな知らない!実は私も全く話の内容を知らず、20歳を過ぎて本を読みやっと分かりました(笑)

あらすじ

ドロシーはカンザスという田舎町に暮らす少女。些細なことで彼女は家族と喧嘩をしてしまい、家を飛び出してしまう。そんなとき、嵐が訪れドロシーを家もろとも吹き飛ばしてしまう。目を覚ましたドロシーであったが、彼女がいたのはカンザスとはまったく違う未知の世界だった。未知の世界を探索していると、どうやらエメラルドシティにいるオズという魔法使いならカンザスへの帰り方を知っているらしい。彼女はエメラルドシティへと歩みを進める。果たして彼女は無事にカンザスに帰ることはできるのか

 ここに注目!

この物語では多様な性格をもつ登場人物に注目!ドロシーは旅先でさまざまな登場人物に出会います。実は彼らもそれぞれが自分になんらかの劣等感を抱いており、それを克服しようと葛藤しているのです。そしてオズに会えばその劣等感を克服できるとか。そんな彼らがドロシーと共にエメラルドシティを目指すのです。

そんな多彩な登場人物が表しているのが人間の「成長」だと私は考えています。人間は常に上昇志向です。はたして自分に備わっているものを獲得しようとすることは理にかなったことなのか。この物語は読者にこのことを問うているように感じます。

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