うらみわびの【きょう考えたこと】第6回
先日、東京、埼玉、千葉、神奈川の東京五輪の無観客の方針が決定された。これまで「上限1万人」など、「完全な形」を模索してきた組織委員会としては苦渋の決断だったと思う。
これまでの経緯はともあれ、五輪開幕2週間を切った段階での突然の方針転換に戸惑いと落胆、そして批判の心情を隠せない人がいるのも無理はない。
これまで多くの時間を割いて準備をしてきた大会関係者、ボランティアの方々。スポンサーや関係企業の方々。多くの努力が水泡に帰そうとしている。この結果を招いたことについては、大会運営の方針を早い段階で確定できなかった運営側に少なからず非はある、と考える。
他方、なんとしても守りたかった人々の想いがあるのも事実だろう。例えば、五輪を生で見ることを楽しみにしていたチケット保持者たちや、招待される予定だった子どもたち。サッカーなどのエスコートキッズもそうである。これらの人々の期待と想いをなんとしても守りたい、という想いが大会関係者にあったと想像する。この想いは決して悪いものではない。
どうしようもできないことがある。特に今回の相手は感染症である。私たちはどうしても形ある相手、どうにか渡り合える相手である人間を批判しがちであるが、そもそもの問題の根源は昨年より猛威を振るっている感染症にある。
そのうえで、我々人間は感染症をなんとかコントロールしようともがくのである。そこにはもちろん決断と取捨選択が求められる。遅きに失した選択は多くの命を奪う。
それでも、もがかかければならない。何もしないことが最大の災禍である。
答えはない。そのうえで最善を探さなくてはならない。
そして我々は異なる考えを持っている。
それが私たちの弱さであり、強みであるのだ。
自らの意見を述べることはもちろん大切であるが、決められたことにはその想いを感じ、動向を見守っていきたい。
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